IO-Link　PHY互換（COM1/2/3）の産業用トランシーバ

「ＬＴ３６６９ＥＵＦＤ−２」のイメージ

　リニアテクノロジーは、高効率降圧レギュレータと低ドロップアウト・リニア・レギュレータを内蔵した、ＩＯ−Ｌｉｎｋ　ＰＨＹ互換（ＣＯＭ１／ＣＯＭ２／ＣＯＭ３）の産業用トランシーバの新製品「ＬＴ３６６９ＥＵＦＤ」と「ＬＴ３６６９ＥＵＦＤ−２」を発表した。新製品は、４×５ミリメートルの２８ピンＱＦＮパッケージで供給。１千個時の参考単価は３.５５ドルから。

　このデバイスはプラスマイナス６０Ｖまで保護されるケーブル・インターフェイスを備えている。システムの信頼性を確保するため、ウエイクアップ検出機能やプログラム可能なパワーオン・リセット・タイマーを内蔵している。ＬＴ３６６９／―２は７.５―４０Ｖの入力電圧で動作し、産業用センサーのアプリケーションに最適。

　ＬＴ３６６９の内部スイッチング・レギュレータは最大１００ｍＡの負荷電流を、ＬＴ３６６９−２は最大３００ｍＡを供給。両バージョンとも０.８―１６Ｖの出力電圧で高効率を達成している。

　ＬＴ３６６９／―２　は、ＥＭＣ性能を最適化するためにスルーレートと電流制限値を外部調整可能な堅ろうなライン・ドライバーを搭載している。ライン・ドライバーが供給できるソース／シンク電流はそれぞれ最大２５０ｍＡ。

　このほか、電流制限検出、サーマル・シャットダウンなどの機能を備える。