140624_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月24日 |
140624_01 |
日本電波工業 |
受動部品 |
発振子・共振子、振動子 |
通信インフラ用 |
上限温度範囲105度CのTCXO(温度補償水晶発振器)
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日本電波工業のTCXO |
日本電波工業は、上限温度範囲をこれまでの85度Cから105度Cに高温対応を実現したTCXO(温度補償水晶発振器)「NT7050BB」を開発、サンプル出荷を開始した。量産は10月から。
このTCXOは、フェムトセルなどスモールセルの基地局における基準信号用発振器として開発。スモールセルの基地局は、携帯端末の通信トラフィック量の増大に伴うマクロセル基地局の負荷を軽減するために、今後、大量に設置が予定されている。
スモールセルの基地局装置は小型、軽量、低消費電力、低コストが求められるため、設計は極限までシンプル化され、マクロセルの基地局装置に装備されている装置内部の温度調節機能がなくなる。このことから、搭載部品は外気温の高低の変化をダイレクトに受けるため、特に高温環境下で安定した性能を維持することが求められている。
同社は、7×5×2ミリメートルサイズ、対応周波数帯が10メガ―25メガヘルツ、周波数温度特性値が最大500ppb(1ppbは10億分の1)、消費電流が最大6mAという優れた性能を実現しつつ、動作上限温度を最大105度Cに拡大した。 |