マルチタッチ入力対応の軽量２０型タッチパネル

ＳＭＫの「Ｗｉｎｇ　Ｔｏｕｃｈ　２０」

　ＳＭＫは１８日、２０インチの大型サイズに対応した静電容量方式タッチパネル「Ｗｉｎｇ　Ｔｏｕｃｈ　２０」を開発し、受注活動を開始した。

　同製品は、フィルム／フィルムタイプのセンサー構造を採用して軽量化を実現し、かつ自社工場設備で一貫生産を行うことが可能。

　同社はこれまで、民生用途向け中小型サイズ（３インチ―１２.１インチで、数多くのフィルムセンサー構造タッチパネルを扱っており、今までに培ったスクリーン印刷技術を応用して、大型サイズへの展開に成功した。

　同社ではスマホ向けを中心に小型サイズを、カーナビなどの車載向けを中心に中型サイズの静電容量方式タッチパネルを開発・量産してきたが、市場での大型タッチパネルのニーズの増加に対応し、レパートリを追加した。

　同製品の特徴は、センサー構造はフィルム／フィルムタイプを採用。５点以上のマルチタッチ入力に対応。センサーフィルムは、ガラス、プラスチックなどのカバーレンズと貼り合わせることが可能。

　用途は、情報機器、ＦＡ機器など。生産能力は月産２０万個。

　主な仕様は、読み取り方式は静電容量方式（自己容量方式）。入力方法は指（１０点まで）。インターフェイスはＩ^２Ｃ。使用温度範囲はマイナス２０―プラス６０度Ｃ。透過率９０％（ＭＡＸ）。反射率９％（ＭＩＮ）。