2ミリ角パッケージで最大２A供給可能な4MHzDC-DCコンバータ

　米国マイクレル・セミコンダクタ社の日本法人は、小型２ミリ×２ミリメートルパッケージで最大２Ａ供給可能な４メガヘルツＤＣ―ＤＣコンバータのＭＩＣ２３１６３／ＭＩＣ２３１６４を発表した。

　２.７―５.５Ｖで作動し、最大１００％のデューティサイクルで作動が可能。そのため、電力増幅器、ソリッドステートドライブ（ＳＳＤ）、モバイル機器コンピューティング機器、セルラーモデムなどのスペース制限の厳しいＰＯＬ（ｐｏｉｎｔ―ｏｆ―ｌｏａｄ）機器など、複数の機器で使用できる。

　同社の特許取得済みＦｌｅａ　ＦＥＴ技術と、Ｈｙｐｅｒｌｉｇｈｔ　Ｌｏａｄ制御アーキテクチャを活用して、最大４メガヘルツで動作し、軽負荷から最大負荷まで優れた効率で運用できる。超高速負荷過渡応答によって出力キャパシタンスを最小化し、全体的なソリューションサイズとコストを削減する。現在、量産品の発注が可能で、価格は１千個ロットでの単価が１.１０ドルから。

　両製品は、３３μＡの無負荷時消費電流と１ｍＡ負荷で、８５％の効率を達成している。高負荷では、最大９３％のピーク効率を達成しつつ、約４メガヘルツの一定のスイッチング周波を提供。これにより、バッテリ駆動機器のシステム稼働時間を延長する。

　このほか、アナログ対応入力、パワーグッド出力、調節可能なソフトスタート機能などの特徴がある。

　動作温度範囲はマイナス４０―プラス１２５度Ｃ。１０ピン２×２ミリメートル薄型ＤＦＮパッケージで供給される。