各種電源のノイズ対策向け小型・低背のコモンモードコイル

　サガミエレクは、小型・低背のコモンモードコイル「ＴＱＲ１２５０Ｃ」を開発、発売している。

　新製品は、カーオーディオやＬＥＤヘッドライトといった車載分野をはじめとして、医療機器、理美容機器、エネルギー関連の各種電源のノイズ対策として用いるもの。

　３０メガ―１ギガヘルツの不要輻射対策に最適。１２ミリ角×５.３ミリメートルと小型、低背で高コモンモードインピーダンスを実現している。閉磁路構造、大電流対応。

　使用温度範囲はマイナス４０―プラス１２５度Ｃで、しかも４端子構造により耐振動性、耐衝撃性を向上しており、自動車の受動部品を対象にした信頼性規格であるＡＥＣ―Ｑ２００に対応する。

　直流抵抗は３―５.７ｍΩ。挿入損失は３デシベル／１メガヘルツ。温度上昇許容電流は４.５―５.６Ａ。