140131_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月31日 |
140131_01 |
NECトーキン |
受動部品 |
インダクタ・トランス |
一般産業用 |
世界最高水準の透磁率の高性能フェライトとチョークコイル
NECトーキンは、世界最高水準の透磁率を更新する高性能フェライト「S18H材」を開発。同新フェライト材を用いたノイズ対策用コモンモードチョークコイル「SCR―HB」シリーズを開発した。3月から月産10万個の計画で生産開始し順次、規模を拡大する予定。
S18H材は、材料の性能を示す初透磁率が、一般的なノイズ対策用フェライトのμ10000に対して、1.6倍に当たるμ16200にまで高めた(外径19ミリメートルのトロイダル形状対比)。
この新材を使用したSCR―HBシリーズは、優れた透磁率に高抵抗化も補完されており、共振点におけるインピーダンス特性を1.65倍にまで高めることに成功。これにより、太陽光発電に代表されるパワコンなどから発生する電磁ノイズを効果的に除去する。
大電流(20―50A)や高電圧(定格電圧500V)にも対応可能で、高密度な対策を要求される家庭用・産業用パワコンや大型エアコン、各種インバータ機器の電磁ノイズ防止に威力を発揮する。
CISPR(国際無線障害特別委員会)のノイズ規制により、150キロヘルツ近辺の比較的低周波領域でのノイズ対策が重要となっている。同社は、これまで高透磁率・高抵抗のノイズ対策用フェライト「S15H」を開発し、「SSR21」シリーズや「SCR」シリーズなど、優れた低周波用ノイズ対策部品を製品化し、量産している。
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