121214_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月14日 |
121214_01 |
TDK |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
パソコン・OA機器・LAN用 |
リンギング対策用1005サイズのノイズアブソーバ
TDKは、電源の電力効率を落とすことなく、リンギング対策を実現した1005サイズのノイズアブソーバ「YNA15」を開発し、当初、月間1千万個で量産を開始した。サンプル価格は5円/個。
新製品は、既にノートパソコン向けに供給。今後、スマートフォンやタブレット端末向けに拡販していく。
電池駆動の携帯機器は、DC―DCコンバータにおけるリンギング対策として、スイッチング素子であるパワーMOSFETにコンデンサと抵抗器から構成されるスナバ回路を設けるのが一般的。その半面、電力効率が2―4%低下するケースがあり、電池寿命を短くする原因となっている。
新製品は電源の入力側に実装することで、電源効率を維持したまま、リンギングノイズによるEMIノイズを3.5デシベル(約33%)抑制できる。これによって、電池の長寿命化をサポートできることになる。
これまでのコンデンサと抵抗器のスナバ回路およびデカップリングコンデンサの3素子で構成されていた機能を新製品1個で実現できる。
定格電圧は25Vを保証。静電容量は0.1μF。独自の内部構造で、50―1千mΩの範囲において任意のESR値に設計が可能となる。
同社は引き続き、内部構成部品であるコンデンサと抵抗器のバランスを考慮して品ぞろえを拡充していく考えだ。
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