121206_04
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月6日 |
121206_04 |
シャープ |
光関連部品 |
光部品、光モジュール |
一般産業用 |
世界最高変換効率37.7%達成の化合物太陽電池セル
シャープは、三つの光吸収層を積み重ねた化合物3接合型太陽電池セル(セル面積=1平方センチメートル)で、世界最高変換効率となる37.7%を達成した。
NEDOの「革新的太陽光発電技術研究開発」テーマの一貫として開発に取り組んだ。産業総合研究所で測定結果が確認された。
化合物太陽電池セルは、インジウムやガリウムなど、2種類以上の元素からなる化合物を材料とした光吸収層を持つ変換効率の高い太陽電池。
今回、同社が開発したセルは、インジウムガリウムヒ素をボトム層として、三つの層を効率よく積み上げて製造する独自の技術を採用している。
三つの光吸収層で、太陽光の波長に合わせて効率よく光を吸収し電気に変換することに加え、光吸収層の周辺部を最適処理し、光を電気に変える有効受光面積を増やすことで最大出力が高まり、世界最高変化効率を達成した。
今後同社では、この成果を踏まえレンズで光を集めて太陽光を電気に変える集光型太陽光発電システムや、人工衛星などの宇宙用、移動体用などの様々な用途で実用化を目指している。 |