121107_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月7日 |
121107_03 |
TDK |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
一般産業用 |
高信頼性SSD向けNAND型フラッシュメモリーコントローラ
TDKは、10―20ナノプロセス世代NAND型フラッシュメモリーに対応し、高信頼SSDを実現するフラッシュメモリーコントローラ「GBDriverRS4シリーズ」の開発を発表した。12月からサンプル出荷を開始し、量産は13年1月から月産10万個規模で実施する。サンプル価格は2千円。
新製品は、産業機器や通信インフラ分野などで求められるフラッシュメモリーの高信頼化、長寿命化などを追求するメモリー制御IC「GBDriverシリーズ」の最新製品。10ナノ台の微細製造プロセスを用い、データエラーが生じやすく扱いの難しい最新のMLC(多値)タイプNANDメモリーでも、データの高信頼性を維持できる新機能を搭載した。
その一つが、リードリトライ機能。微細プロセス採用メモリーで発生頻度が高くなっているフローティングゲートの電位変動の異常を、読み出し時に検知。読み出し電位を変更し再読み出しし、正確なデータを読み取る。
その上でデータ訂正機能(ECC)も強化。1キロバイト当たり71ビット訂正の従来ECC機能のほか、512キロバイト当たり71ビット訂正に対応した「エンハンスドECC」も新たに搭載した。
また、GBDriverシリーズの特徴である全メモリー領域での書き換え平準化機能や、耐電源遮断アルゴリズムなども搭載。全メモリーブロックの書き換え回数が取得できるSMARTコマンド対応で、寿命管理が行えるツールも提供される。
新製品は、512メガバイトから1テラバイトまでの容量に対応。読み出し速度毎秒180メガバイト、書き込み速度同130メガバイト。ホスト側インターフェイスはシリアルATA3.0ギガbpsに対応。
TDKでは、新製品を搭載したSSD製品を13年4月から順次、製品化する予定。
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