121017_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月17日 |
121017_02 |
富士通セミコンダクター
| 半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
デジタル情報家電用 |
テレビ等10種類のI/Fに対応のインターフェイスブリッジSoC
富士通セミコンダクターは、無線LANテレビチューナやレコーダ、録画機能付きテレビなど向けに10種類のインターフェイスに対応したインターフェイスブリッジSoCを開発した。12月下旬からサンプル出荷を開始する。
スマートフォンやタブレット端末などでテレビを視聴できるよう、テレビを受信し無線LANで転送する機器が販売されている。これらの機器では、ビデオフォーマットや解像度変換を行うトランスコーダLSIや無線LANモジュールが搭載される。
また、トランスコーダLSIや無線LANモジュールを制御するCPUとして、レコーダ用マルチデコーダLSIやネットワーク製品用の通信プロセッサを流用するケースが多いが、性能が過剰という問題があった。一方で比較的廉価なマイコンでは、性能が不足し、最適なCPUが存在しなかった。
■アームの「A9」採用
富士通セミコンダクターが開発した新製品「MB86E631」は、無線LANテレビチューナに最適な処理性能、制御機能を実現したLSIとして開発。英アーム社のARM Cortex―A9デュアルコアプロセッサ(最大動作周波数500メガヘルツ )を採用した。
加えてUSB3.0/USB2.0のほか、HDD接続用のシリアルATAやPCI Express、イーサネットMAC、TS、UART、I2Cなど10種のインターフェイスを搭載する。そのため、無線LANテレビチューナ以外にも、多くのインターフェイスを制御する必要のあるレコーダや録画機能付きテレビなどで、インターフェイス制御用CPUとしても最適な構成となっている。
「映像関連機器以外にも、マイコン以上の性能と各種インターフェイスを必要とする市場も開拓したい」(富士通セミコンダクター)としている。
同社では、自社製トランスコーダLSIと新製品を組み合わせた評価・開発用ボードも用意した。無線LANテレビチューナー向けにDLNAに対応したリナックス用リファレンスソフトも提供する。 |