121016_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月16日 |
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アナログ・デバイセズ |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
次世代高速インターフェイス規格「JESD204B」対応のADC/DAC
米アナログ・デバイセズ社(ADI)は、データコンバータと先端FPGAを接続する次世代高速インターフェイス規格「JESD204B」に対応したADC/DAC製品を強化する。このほど、業界初の同規格準拠製品の出荷を開始した。今後1年間で10製品程度を投入し、産業・計測機器や医療機器市場で高まる超高速データ処理ニーズに対応する。
JESD204Bは、FPGAとADコンバータなどデータコンバータと接続する新しいシリアルインターフェイス規格として策定された。
これまで、FPGAとデータコンバータ間のインターフェイスは、LVDSなど差動インターフェイスが用いられてきた。ただ、データコンバータの高速変換対応や、FPGAの処理性能向上に伴って、一部の高速ADCなどでは20本を超えるような信号線でFPGAと接続する必要があり、デバイスの多ピン化や、設計の複雑化、システムコストの増大を招くようになっていた。
最大12.5ギガbpsそれに対し、JESD204Bは、1レーンの信号線でも3ギガbpsを超える高速通信を実現し、複数レーンを使用することで最大12・5ギガbpsまで対応可能。FPGAとデータコンバータ間の配線数を大幅に減らすことができるほか、従来では不可能だった超高速のデータ伝送にも対応できるようになる。
データコンバータ製品で世界シェアトップのADIでは、JESD204Bの規格策定にも参画しながら、いち早く製品化を実施。
このほど、分解能14ビット、毎秒250メガサンプリングの高速2チャンネルADC製品と、超音波診断装置など向けの8チャンネル超音波レシーバ製品で、JESD204Bインターフェイス対応品を開発し、製品出荷を開始した。
「多チャンネルで多くのデータを測定し、リアルタイムでのデータ処理が要求される計測機器や通信機器、画像診断機器などの用途では、JESD204Bへの期待は大きい」(ADI)とし早期普及に向けた拡販を展開していく。
ADIでは「今後、ほぼ全ての高速コンバータ製品に、標準的なインターフェイスとしてJESD204B対応インターフェイスを搭載する」とし、積極的な製品展開を実施していく。
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