121004_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月4日 |
121004_02 |
北陸電工/エフアイエス/td>
| 半導体集積回路 |
その他IC |
一般産業用 |
超小型・低消費電力のMEMSガスセンサー
北陸電気工業は、エフアイエスと共同で超小型、低消費電力のMEMSガスセンサーを開発した。アルコールチェッカ、口臭チェッカ、エアモニターといった様々なモジュールへの応用が可能。モバイル機器から自動車、デジタル家電まで幅広い分野で用途を開拓していく。13年2月から量産を予定。初年度10万―20万個を見込んでいる。
新製品は、北陸電気工業のMEMS技術を用いたメンブレン構造の高耐久性超小型マイクロヒーターとエフアイエスの半導体ガスセンサーの材料技術を融合した。
マイクロヒーターは、メンブレン構造による低熱容量で素早い昇温立ち上がり能力を有する。また、高温下での抵抗値安定性に優れ、高温時の層間熱歪の低減設計、層間密着性を向上した高耐久性ヒーター。
このマイクロヒーター上に、用途に応じて半導体ガスセンサー膜を形成したもの。
ヒーターの基本消費電力が20mWと従来の10分の1と低く、熱時定数も同10分の1と小さい。そのため、間欠駆動、パルス駆動に適しており、センサー駆動条件を工夫することによって、従来比5千分の1の低消費電力化を可能にし、電池駆動に対応する。
シーテックで高評価
パッケージサイズは5.5×3×1.5ミリメートルだが、センサーチップサイズが1.5ミリ角×0.26ミリメートルのため、2.5ミリ角×0.9ミリメートル程度まで小型化が可能。
2日から幕張メッセで開催されているCEATEC JAPAN2012の同社ブースでは、3種の半導体センサー膜材料を用いて開発したアルコールチェッカ、口臭チェッカ、エアモニターのモジュールによるデモンストレーションを行い、高感度である点が高く評価されている。
同社は、成長戦略の一環としてMEMSデバイス事業の育成に注力。既に加速度センサー、気圧センサー、フォースセンサー、圧力センサーなどを開発。今回のガスセンサーはこれらに次ぐ製品。 |