120928_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月28日 |
120928_01 |
ラピスセミコンダクタ |
半導体集積回路 |
記憶ユニット |
一般産業用 |
ブルートウースv4対応の2.4ギガHz無線通信LSI
|
ロームグループのラピスセミコンダクタは、Bluetooth v4.0Low Energy対応の2.4ギガヘルツ 無線通信LSIを開発し、9月からサンプル出荷を開始した。サンプル価格は1千円/個。13年3月から量産に入る。前工程は国内ファウンドリ、後工程はラピスセミコンダクタ宮崎(宮崎市清武町)で行う。
送信時9.8mA、受信時8.9mAの業界トップクラスの低消費電流を実現。同容量の電池で電池寿命を延ばせる。小型コイン電池も電池特有の内部抵抗成分による電圧降下の影響を少なくできる。これまで2.4ギガヘルツ 無線通信LSIの消費電流は20m―15mAが下限だった。通信距離は10メートル。見通しが良ければ30―50メートルも可能だ。
4、5年後グローバルで年間1億台の市場になるとみているv4.0Low Energy搭載の歩数計、活動量計、血圧計などのヘルスケア製品、サイクルコンピュータや心拍計などの各種センサーを応用したフィットネス製品などの市場に拡販していく。
新開発の2.4ギガヘルツ 無線通信LSI「ML7105」はプロトコルスタック内蔵でスレーブ機能だけでなくマスター機能も備えたBluetoothの新バージョンv4.0Low Energyに対応した。
機器の用途に応じたプロファイルをユーザーのセットに既存のアプリケーションプロセッサに実装するだけでBluetooth Smart機器への対応が可能。サンプルプログラム、リファレンスボードを今月から提供できる。
90ナノメートルCMOSプロセスを採用。ARM社のCortex―Moを搭載。作動回路をシングル回路に替えて消費電流を下げるなど、独自開発のRF回路により、送信時9.8mA、受信時8.9mA、スリープ時0.7μAの業界トップクラスの低消費電流を実現した。
RF回路だけでなく、システム全体での消費電力を最適化するため、部分電源遮断回路、自律判断でシステムクロックの停止を抑制するクロック制御回路などを搭載した。電源電圧3.3VTyp、動作温度範囲-20―+75度C。32ピンQFNパッケージを採用。
また、プログラム専用12キロバイトSRAMを内蔵。ユーザーアプリケーションを実装できる。 2ICバスを経由して外付けメモリーからダウンロード可能。プログラム格納用64キロバイトROM、データ格納用16キロバイトRAM内蔵。ホストマイコンなどと制御インターフェイスをとるための汎用シリアルインターフェイスを装備。
SPI Slave、UART、2ICインターフェイス使用可能。各種センサーデバイスや周辺機器とのインターフェイスに使用可能な2ICバスに加え、電源制御や割り込み信号として使用可能なGPIOを4チャンネル装備した。
|