LVDS、USB伝送が可能な車載用ハイスピードコネクタ

　ミツミ電機は、優れた高周波特性、軽量・高信頼性構造の車載用ハイスピードコネクタ「CAM―J14HR（プラグ）／IAM―J15U（ジャック）」の開発を完了した。

　13年4月からの量産開始を予定する。

　車載用ハイスピードコネクタは、カーナビやカーオーディオ、車載カメラ間を接続する高速通信用に主に欧州地域で使用されている。今回の開発品は、LVDS、USBの伝送が可能。

　特徴は（1）２ギガヘルツ　帯までの伝送ロス、リターンロスなど高周波特性が良好（２）LVDS／USB2.0などの高速伝送が可能（3）プレス部品構造によって軽量化を実現した。同社は各種実装状態に合わせたシリーズ化を図り、シェア拡大を目指す。

　主な仕様は、定格電圧100V　DC。定格電流1.5A DC。特性インピーダンス100Ω。絶縁抵抗1千MΩ以上。インサーションロスは１ギガヘルツ　まで-20デシベル以下、2ギガヘルツ　まで-17デシベル以下。リターンロスは2ギガヘルツ　まで-0.1デシベル以下。近端クロストーク30デシベル以下（1ギガヘルツ　）。遠端クロストーク35デシベル以下（１ギガヘルツ　）。

　外形寸法は、CAM―J14HRが27.1×12.0×高さ14.5ミリメートル、IAM―J15Ｕが17.7×12.0×高さ14.5ミリメートル。

　サンプル価格は、CAM―J14HR（プラグ側）が250円、IAM―J15U（ジャック側ケーブル付）が2250円（消費税別）。

　生産計画は、フィリピンのセブミツミで１３年４月から月産30万個。