小型リモコン用ZigBeeRF4CE対応2.4ギガ帯RFモジュール

　ＳＭＫは１３日、低消費電力・小型タイプの、リモコン用ＺｉｇＢｅｅＲＦ４ＣＥ対応２.４ギガヘルツ　帯アンテナ一体型ＲＦモジュール「ＦＤ０００１」を開発、販売開始したと発表した。１０月から量産開始する。

　新製品は同社従来品のＲＦモジュール「ＦＤ７００３」と同一機能を維持しつつ、送受信時の電流を現行の半分程度に抑えた。サイズは面積比１５％の小型化を実現した。

　特徴は、ＲＦの無指向性を生かし、容易にリモコンを中心としたＰＡＮ（パーソナル・エリア・ネットワーク）構築が可能（Ｎ対Ｎ対応可能）。ＺｉｇＢｅｅＲＦ４ＣＥ　Ｓｐｅｃｉｆｉｃａｔｉｏｎ　Ｖ１.００準拠。スタンバイモードや間欠受信により省電力化に対応。変調方式にＤＳ―ＳＳを採用、ノイズに強く高い混信防止性能を持つ。

　２.４ギガヘルツ　　ＩＳＭバンド使用の無線通信方式採用により、ワールドワイド対応のセット設計の標準化に貢献する。モジュール単品で日本電波法・ＦＣＣ・ＣＥの認証を取得済み。セットとしてＲＦに関する認証取得作業が不要で、セットの開発時間短縮や認証費削減に貢献。各種赤外線通信フォーマットのデコード出力に対応し、セット側のアプリケーションソフトを変更せずに既存の赤外線受光器を同モジュールに置き換えるだけでセット設計が容易に行える。

　用途は、各種電気製品用リモコン。

　仕様は、電源電圧２.０―３.４ＶＤＣ。動作温度範囲マイナス１０―プラス５０度。インターフェイスはＵＡＲＴおよびＰＷＭ。外形寸法１７×３６×５ミリメートル（接続コネクタ含まず）。周波数範囲２４００―２４８３.５メガヘルツ　。変調方式はＤＳ―ＳＳ。プリントアンテナ。到達距離２０メートル以上（参考値）。生産能力は月産１００万個。