120913_05
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月13日 |
120913_05 |
アルプス・グリーンデバイス |
受動部品 |
インダクタ・トランス |
移動体通信機器用 |
高機能モバイル機器向けリカロイパワーインダクタ「GLMHシリーズ」
アルプス・グリーンデバイスは12日、ウルトラブックなどの高機能モバイル機器向けに、業界トップクラスの高効率を実現したリカロイパワーインダクタ「GLMHシリーズ」を開発、今月からサンプル出荷を開始すると発表した。独自のコイル・端子一体構造などにより直流抵抗を低減し、高効率化を図った。販売はアルプス電気が担当する。
ウルトラブックなどのノートPCやタブレット端末では軽量・高機能化に加え長時間駆動要求が強まっている。このためDC―DCコンバータにも消費電力低減が求められ、搭載されるパワーインダクタも高効率が求められているが、従来品はCPU低負荷時の電力変換効率に課題があった。
GLMHはこうしたニーズに対応して開発したもの。アモルファス合金の磁性材料リカロイをコア材に使用して電力変換に伴う損失を低減させ、特に低負荷時の高効率化を図るとともに、新製品では薄いコイル線材に高精度な鍛造加工を施す独自技術を生かしたコイル・端子一体構造を採用した。
コイル線材を端子としても使用し、別体端子採用の同等インダクタンス値の従来品比で直流抵抗を10―20%低減。直流抵抗をプラスマイナス5%の狭公差に抑えるとともに、高負荷時の発熱も抑制し、大電流にも対応する。
新製品は、同社が10年に量産を開始した0630サイズ品の高性能版として開発したもの。「特にウルトラブック向けCPUなどの用途に最適」(同社技術部)。
外形サイズは、6.5×7.5×高さ3.0ミリメートル。インダクタンスは0.11―0.23プラスマイナス20%。直流抵抗は(0.57―1.1)プラスマイナス5%。
サンプル価格は150円(税込み)。11月に量産を開始し、13年8月には月産300万個の生産を予定。
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