120912_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月12日 |
120912_02 |
ルネサスエレクトロニクス |
半導体集積回路 |
専用IC |
パソコン・OA機器・LAN用 |
USB3.0対応機器との接続ハブ向け制御LSI
ルネサスエレクトロニクスは、パソコン周辺機器やテレビなど複数のUSB3.0対応周辺機器と接続する場合に使われる集線配線(ハブ)向け制御LSI「μPD720210」を開発した。10月から量産を行い、サンプル価格は300円。業界最高水準の低消費電力性能、小型パッケージを実現した。
ルネサスは、ホスト(パソコンなどの機器側)のUSB3.0対応ホスト制御LSIを展開。主要なパソコンメーカーに採用され、ホスト制御の業界標準となっている。
新しいUSB3.0対応ハブ制御LSIは、ハブで重要なホストとの互換性に対し、業界標準のルネサス製ホスト制御LSIと高い互換性を実現。ホストの高速性を十分に生かしたデータ転送が行える。
新製品は、マイクロソフト社からウインドウズ8ハードウエア認定を取得。USB関連の仕様策定団体のUSBインプリメンターズフォーラム(USB―IF)の認証についても「USB―IFでの公式なUSB3.0ハブ認証開始後、速やかに認証がとれるよう準備している」(同社)。
新製品は、周辺機器が未接続の場合に電力を低減する機能に加え、周辺機器の省電力モード時にLSIのリーク電流を抑制できるよう回路を改良。これにより省電力モード時のLSIの消費電力約5mWを実現。USB3.0動作時でも約350mWという業界最小クラスの消費電力を達成している。
パッケージは9ミリメートル角サイズの小型QFNを採用。周辺部品の5V電源を新製品に必要な3.3V、1.05Vに降圧するレギュレータやバッテリチャージ規格に対応した充電サポート機能などの部品を内蔵。システム回路面積の省スペース化にも貢献する。
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