120907_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月7日 |
120907_02 |
アナログ・デバイセズ |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
12ビット分解能、毎秒1メガサンプルの逐次比較型ADコンバータ
米アナログ・デバイセズ社(ADI)は、2.5Vのリファレンス(基準電圧)を内蔵し12ビット分解能、毎秒1メガサンプル(1MSPS)を誇る逐次比較(SAR)型ADコンバータシリーズを発表した。USB給電やバッテリで駆動するデータ計測モジュールやフィールド計測器、環境発電システム、心拍計など小型医用機器など向け。価格は1千個購入時2.15ドル。
同シリーズの最初の製品となる「AD7091」は、同等性能の製品と比べて最も電力効率が高い。リファレンス内蔵12ビット品の競合ADコンバータと比べ33%小型のパッケージを実現し、消費電力もほぼ同等性能の競合SAR型ADCに比べ7割以上、消費電力が小さいという。
AD7091Rコアは、1MSPS動作時、3Vで349μA(典型値)の消費電流で動作。消費電力はスループットに応じて自動的にスケーリングされる。パワーダウン時の電流は264nA、待機時の電流は21.6μAとなっている。2.5Vの内蔵リファレンスは1度C当たり4.5ppmの温度係数を達成している。電源電圧は2.7Vから5.25V。パッケージは5×3ミリ角の10ピンMSOPと3×2ミリ角の10ピンLFCSPの2種がある。
また、新製品用の評価ボード「EVAL―AD7091RSDZ」(価格は59ドル)も用意するほか、IBISモデルやソフトウエアドライバーも提供する。
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