コネクタMini-Fit製品ファミリーおよびKK相互接続システムに拡張機能を拡充CMEバージョン追加

　日本モレックス（神奈川県大和市）は、小ピッチ・高電流・高密度用コネクタのＭｉｎｉ―Ｆｉｔ製品ファミリーおよびＫＫ相互接続システムに、拡張機能を大幅に拡充した「ＣＭＥバージョン（カスタマイズ、モディフィケーション、エクステンション）」を追加ラインアップした。

　ＣＭＥバージョンは、多電源、極数、形状、サイズに多くのバリエーションを持ち、電線対電線、電線対基板、基板対基板の接続に最適な柔軟性を提供する。ミッドレンジのパワーアプリケーションでのブラインド嵌合に適している。

　Ｍｉｎｉ―Ｆｉｔ　ＣＭＥの主な機能は、専用極性キーにより同じ極数を同じ用途に使用可能。ハウジングとレセプタクルをカスタム成形可能。厚いプリント回路基板に適した長いテール。ラッチレス、デュアルサイドラッチ、スライド＆ロック機構。ファーストメイト・ラストブレイク嵌合方式。カスタムパネルマウント。

　Ｍｉｎｉ―Ｆｉｔ製品は１極当たり最大１３.０Ａのパワー用途に適しており、単列または２列、２―２４極、めっきおよび素材の選択が可能。動作温度マイナス４０―プラス１０５度Ｃ。１ピンごとに隣接ピンから完全絶縁されたヘッダーピン。ポジティブロック構造。低接圧。分極ハウジング、およびレセプタクルなどの特徴を持つ。

　ＫＫ　ＣＭＥの主な機能は、オフセットされたヘッダーエントリホールにより１８０度の極性を提供し、同一ハウジング内で電力と信号の両方を流せる。キンクＰＣテールによりプリント回路基板との最適なはんだ接合。長いテール。極性キーとペグによる確実なワンウエイ嵌合。インモールド成形されたボイドピンにより極性の追加が可能。ピンの長さをカスタマイズ可能。スズ／金めっき。

　ＫＫヘッダーとレセプタクルは、２.５０―５.０８ミリピッチで回路当たり最大電流１３.０Ａおよび最大シグナル電圧６００Ｖに適合し多様な設計に対応。