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日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月23日 |
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パナソニック デバイス |
半導体素子 |
ディスクリート |
移動体通信機器用 |
パワー・マウント・チップ・サイズ・パッケージのパワーMOSFET
パナソニック デバイス社(小林俊明社長)は、新規開発のパワー.マウント.チップ.サイズ.パッケージ(PMCP)を採用したパワーMOSFETを開発し、10月から量産を開始する。月産能力300万個でスタート。拡散工程は砺波、新井の両工場で行い、マレーシア工場で組み立てる。
スマートフォン、タブレットPC、ノートPCなどのモバイル機器の電源ロードスイッチ用に供給する。今回の新製品の発売により、モバイル機器用MOSFETでトップメーカーに追いつき、15年度モバイル機器用MOSFETで世界シェア20%を目指す。
今後、PMCPをダイオードにも採用していく。12月にまず1A以上のミドルパワー品から量産、13年度からハイパワー、小信号、小信号超小型品を順次量産する。
新製品のPMCPのMOSFETは、メッキ処理した銅リードフレームにMOSFETチップを導電性接着剤で接着した新パッケージ構造による基板放熱と気中放熱で、従来のHSSO8パッケージに比べ放熱特性を5%向上、実装面積を46%削減した。PMCPはドレイン電流12Aで接合温度100度C、HSSO8より5度C放熱特性を向上した。
また、110ナノメートル微細プロセスでセル数をこれまでの2個から4個に増やし、チャネル抵抗を低減。加えてウエハーを従来比33%薄く削り、基板抵抗を下げ、同一チップ面積時のオン抵抗を従来品に比べ47%低減した。
極性Pチャネル、ドレイン.ソース電圧マイナス20V、パッケージサイズ2.0×2.0×0.33ミリメートルの「FJ3P02100L」(ゲート.ソース電圧プラスマイナス8V、ドレイン電流4.4A、ドレイン.ソースオン抵抗12.0mΩ.VGS2.5V、入力容量3千pF)と、Nチャネル、24V、1.8×1.6×0.33ミリメートルの「FK3P02110L」(プラスマイナス12V、3.0A、12.5mΩ.2.5V、1500pF)を10月から量産する。
Nチャネル、30V、2.3×2.5×0.33ミリメートルの「FK3P03240L」(プラスマイナス20V、14A、3.5mΩ.10V、1550pF)を13年3月から量産する。
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