920MHz帯の短距離無線通信システムモジュール

　米アナログ・デバイセズ社（ＡＤＩ）の日本法人は、協力会社のワイヤレス・デザイン（大阪市淀川区、山内昭久代表）が、ＡＤＩ製のＲＦトランシーバＩＣ「ＡＤＦ７０２３―Ｊ」とＲＦドライバーアンプ「ＡＤＬ５３２４」を搭載した無線通信モジュールを開発したと発表した。
　ワイヤレス・デザインが開発した無線通信モジュールは、９２０メガヘルツ　帯の短距離無線通信システム用で、ＡＲＩＢ　ＳＴＤ―Ｔ１０８規格への技術適合証明をこのほど取得している。

　ＡＲＩＢ　ＳＴＤ―Ｔ１０８は、電波産業会（ＡＲＩＢ）により制定された低電力無線機器によるデータ伝送の標準規格。今後、スマートメーター向けの無線インフラとしても期待されている。

　同モジュールに搭載された「ＡＤＦ７０２３―Ｊ」は、日本のＡＲＩＢ規格に適合させた低消費電力のＬｏｗ　ＩＦトランシーバＩＣ。海外で実績のあるＩＣをベースに開発し、２ＦＳＫ／ＧＦＳＫで最高３００キロｂｐｓという高いデータレートを提供するトランシーバＩＣとなっている。