120801_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月1日 |
120801_02 |
タムラ製作所 |
光関連部品 |
光部品、光モジュール |
一般民生用 |
反射率81%以上でUV硬化可能なLED用白色反射材
タムラ製作所は、蛍光管型LEDやLED電球などの反射材として最適な81%以上の反射率を保持しつつ作業時間を短縮できるUV硬化可能なLED用白色反射材(リジッド基板用)の新製品「RPW―20―11」と「RPW―20―13/RPW―20―15」を開発した。生産効率を向上させる製品として国内外でサンプル出荷を開始した。
新製品は、白色顔料を高充眞(じゅうてん)し塗膜の内部硬化性を向上させ、光を反射するという特性と硬化するためのUVの光を通すといった相反する機能をもたせた。その結果、UV硬化型のLED用白色反射材において、反射率81%以上を実現した製品を完成させることができた。
絶縁材としての機能も兼ね備えた一般的なLED用白色反射材は、液状のレジストをスクリーン印刷して露光した後、現像液につけて露光部分以外を除き、最後に熱で硬化させる写真現像型硬化タイプが主流。印刷から硬化するまでに通常80分から110分必要。
また、現像するための機器や現像液が必要となり、使用済みの現像液は産業廃棄物として処理しなければならない。
一方、UVで硬化するタイプの場合、現像機も現像液も不要となり、熱処理の工程も省けるため、硬化時間の短縮が可能。しかし、白の反射材の場合、「光を反射する」という特性があるため、露光の際にUVの光が反射され、中まで光が通らず硬化しずらいという課題があった。
そのため、UV硬化可能なLED用白色反射材は、反射率が75%前後と低いものがほとんどで、LED照明市場で必要とされている反射率80%以上を保持するためには、写真現像型硬化タイプでないと不可能だった。
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