120706_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月6日 |
120706_03 |
日本ケミコン |
受動部品 |
コンデンサ |
自動車機器用 |
車載用ECU向け長寿命のチップ形アルミ電解コンデンサ
日本ケミコンは、従来製品に比べて2倍の長寿命化を実現したチップ形アルミ電解コンデンサ「MHLシリーズ」を開発した。一部機種についてはサンプル対応を始めているが、8月から全ての機種を対象に展開し、10月には量産を開始する。当初の生産能力は月間200万個。
自動車では、ECU(電子制御ユニット)のエンジンルームへの搭載が定着化。エンジンルーム内の温度は、車両走行時のエンジンからの輻射熱による高温から、駐停車中の低い外気温の影響による低温まで大きく変化する。そのため、エンジンルームで使用されるコンデンサには-40―+125度C程度までの幅広い温度範囲で高い熱安定性が求められる。新製品はその要求に対応する高信頼性コンデンサ。
新製品は、新規組成の電解液および優れた封止性能を有する封口材を採用しており、電解液の蒸散を抑制することで高温領域での熱安定性を維持。また、低抵抗電解紙の採用およびアルミ電極箔の対向電極面積の拡大を図ることで低ESR化、小型化を実現した。
従来製品「MVHシリーズ」に比べ、寿命を2倍にあたる125度C2千―4千時間保証とし、後継シリーズとして提案する。
10―35V定格で47―470μFをカバー。サイズは6.3φ×5.8―10φ×10ミリメートル。
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