120702_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月2日 |
120702_02 |
TDK |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
双方向絶縁型DC-DCコンバータのプラットフォーム
TDKは、双方向電力変換を行う絶縁型DC―DCコンバータのプラットフォームを発表した。蓄電システムや電力エネルギー回生システムなどに利用するもの。今後、TDKラムダが、「EZAシリーズ」として製品化に取り組んでいく。プラットフォームについては、7月から受注を開始する。価格は数十万円を予定し、初年度500台の販売を見込む。
太陽光発電など、効率的なエネルギーマネジメントの取り組みが活発化。このシステムでは電力の平準化を担う蓄電システムが必要。TDKラムダが開発したプラットフォームは、蓄電池と組み合わせて充放電を自在に制御できる双方向DC―DCコンバータ。
蓄電池の充放電を直流電圧バスとの間で行うためには、昇圧、降圧の電力変換が必要になる。これまでは昇圧用と降圧用の2台のDC―DCコンバータを用いて電力変換を行っていた。新製品は、昇圧と降圧の電力変換を1台のDC―DCコンバータで双方向に行えるもの。
高電圧の変換を行うために入出力の高周波絶縁タイプに設計。デジタル制御技術を導入することで、最大94%以上の高効率を双方向の変換で実現した。
さらに入力、出力電圧を一定にするために変換方向を自動的に切り替える自律運転を可能にした。
シリアル通信(RS485)機能を搭載し、電流、電圧、変換方向制御や状態モニターが可能。
第1弾として開発した「EZAシリーズ」は、2500W定格を1Uフルラックの省スペースで実現。充電は48V出力、320V入力。放電は320V出力、48V入力。
エネルギー関連分野は、スマートグリッド化を視野に入れて、様々な動きを示している。同社では、このプラットフォームを蓄電池、太陽光および風力発電、インバータなどを手掛ける企業に積極的に提案していく。
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