120628_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月28日 |
120628_03 |
フリースケール・セミコンダクタ |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般産業用 |
ARM Cortex-MO+コア搭載の「キネティスLシリーズ」
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、CPUコアにARM Cortex―M0プラスコアを搭載した業界初のマイコン「キネティス(Kinetis)Lシリーズ」のアルファサンプル出荷開始を発表した。32ビットマイコンながら、従来の8ビット/16ビットマイコン製品と同等以下の消費電力、価格、サイズを実現する。価格は1万個購入時、49セントからとなる。
搭載するCortex―M0プラスプロセッサは、8/16ビット・プロセッサと比べ、約3分の1の消費電力で2―40倍の性能を発揮できる。キネティスLシリーズは、最新の低消費電力設計により、各種動作モード、独自のペリフェラルによって、コアのエネルギー効率を補完。その結果、超低消費電力動作(VLPR)モードで消費電流1メガヘルツ 動作当たり50μAを実現した。
周辺機能も、ディープスリープモード時でも少ない電力で機能する。コアやメーンシステムを巻き込まずにこのような機能を実行でき、消費電力が大幅に削減される。高速の12ビット/16ビットADC、12ビットDAC、高速アナログ・コンパレータ、低消費電力タッチセンサーなどを搭載する。
同Lシリーズ第1弾として3種のファミリーを展開する。L0ファミリーは同Lシリーズのエントリファミリーで、8キロ―32キロバイトのフラッシュメモリーを備え、超小型4ミリ角サイズのQFNパッケージを採用する。L1ファミリーは32キロ―256キロバイトのフラッシュメモリーを備え、通信とアナログのペリフェラル・オプションが用意される。L2ファミリーはUSB2.0フルスピード・ホスト/デバイス/OTGを搭載する。
なお、同Lシリーズの一般向けのサンプル出荷や開発ツールの提供は、12年7―9月を予定している。
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