120614_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月14日 |
120614_02 |
パナソニック デバイス |
接続部品 |
プリント配線基板 |
移動体通信機器用 |
4層品で板厚0.2ミリが可能なフレキシブル基板材料
パナソニック デバイス社は、4層品で板厚0.2ミリメートルが可能なフレキシブル基板材料(樹脂付き銅箔)「FELIOS FRCC」を開発し、今月から量産を開始する。
スマートフォン、タブレットPCなどの高機能モバイル端末に搭載される各種モジュール用基板の多層化、薄型化の要望に応えた。従来のフレックスリジッド基板に比べて、薄型化と基板製造時の加工プロセスを簡略化できる。
一般的なフレックスリジッド基板は、銅張積層板の上下にカバーレイ(ポリイミドフィルムプラス接着剤)、プリプレグ(ガラスエポキシ樹脂)、銅箔を積層成型している。このため、4層基板では総板厚0.25ミリメートルが限界の薄さとされていた。
FELIOS FRCCはカバーレイ、プリプレグ、銅箔の機能を一体化した材料。4層基板で総板厚0.2ミリメートルと、従来品よりも約2割薄型化できる。銅箔の厚みは12マイクロメートル、ポリイミド層の厚みは8/12マイクロメートル、接着剤の厚みは15/20/25マイクロメートル。多層成型後の平滑性に優れている。
カバーレイ、プリプレグ、銅箔機能を一体化することによって、カバーレイの表面処理、銅箔の貼り付けの製造工程を省くことができる。
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