120525_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月25日 |
120525_01 |
東芝 |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般産業用 |
スマートメーター向けARMのM0コア採用のマイコン
東芝は、国内半導体メーカーとして初めてCPUコアに「ARM Cortex―M0」を採用した汎用マイコンを製品化、8月からサンプル出荷を開始する。第1弾製品はスマートメーター向けで量産は12月からを予定している。
新製品(型番=TMPM061FWFG)は、英アーム社の低消費電力で高い効率を実現するCortex―M0を採用したほか、高精度な電力計測を実現するADコンバータ(ADC)3ユニットや電力演算エンジンを内蔵した。
従来、スマートメーターなどの用途では、高精度なアナログフロントエンド(AFE)部と、制御部に分かれた2チップ構成が主流だった。しかし、2チップではシステムの合理化やチップサイズに課題があった。新製品は、Cortex―M0の32ビットアーキテクチャによって高性能を実現するとともに、高精度の24ビットADCにより、1チップ構成を可能にする。
電力演算エンジンは、有効・無効電力、力率などの電力演算、電圧・周波数変動の監視などが行え、各国のスマートメーター規格に対応が可能。このほか、リアルタイムクロック回路を搭載。内蔵温度センサーと組み合わせ0.5ppm単位での温度補償を行って正確な時間管理が行える。パッケージは、14ミリメートル角サイズのLQFP100を採用する。
東芝では、今後もCortex―M0を採用したマイコンを「TX00」シリーズとして展開する方針。従来、8ビット/16ビットマイコンが主流だったセンサー応用機器、家電製品、健康機器、通信機器などの用途に販売を行っていく。
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