120511_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月11日 |
120511_01 |
太陽誘電 |
受動部品 |
インダクタ・トランス |
移動体通信機器用 |
小型携帯端末の電源回路向けメタル系パワーインダクタ
太陽誘電は、金属系磁性体を用いたコイル部品の第1弾として、スマートフォンやタブレットPCなど、小型携帯機器の電源回路向けチョークコイル用途に最適な、メタル系パワーインダクタ「MCOIL(エムコイル)」の開発に成功した。新製品は2タイプで、いずれも中之条工場(群馬県中之条町)で量産を開始した。サンプル価格は50円。
新製品は、当初月産4千万個体制の2520サイズメタルコア巻線チップパワーインダクタ「MAMK2520」と、同2千万個体制で量産する2ミリメートル角メタルコアSMDパワーインダクタ「MDMK2020」。
両商品は、新開発の金属系磁性材料と同社の高度なプロセス技術を融合させることで、業界トップレベルの直流重畳特性と小型化を両立した。
MAMK2520T2R2M(インダクタンス値2.2μH、直流重畳特性2300mA)は、同社従来品のBRL2518T2R2M(インダクタンス値2.2μH、直流重畳特性1千mA)に比べ、直流重畳特性が2.3倍向上。
MDMK2020T2R2M(インダクタンス値2・2μH、直流重畳特性2千mA)は、同社従来品であるNRS2012T2R2M(インダクタンス値2.2μH、直流重畳特性1350mA)に比べ、直流重畳特性が約1.5倍向上している。
スマートフォンやタブレットPCなどは、高機能化や多機能化が進み、薄くて小さい筐体に電子部品が高密度に実装されている。電源回路のチョークコイルにも、機器の多機能化による搭載数の増加や、ICの高機能化に伴う大電流への対応、機器の小型・薄型化に対応する小型・低背化の要求が強まっている。新製品は、直流重畳特性を大幅に改善し、大電流対応と小型・低背化を両立した。
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