スマートメーター向け電源対基板コネクタ「8042シリーズ」

　京セラコネクタプロダクツ（伊達洋司社長）は、スマートメーター（次世代電力計）向けに、小型の電線対基板コネクタ「８０４２シリーズ」を開発、販売開始した。

　今後のスマートメーター市場の増加を見込み、同市場向けにジャンパ線用コネクタを開発したもの。電線の圧着や圧接工程を必要とせず、被覆をストリップしたジャンパ線を直接嵌合することで、組み立て作業の簡略化を実現した電線対基板用コネクタ。

　メンテナンスの際の抜去作業には、専用治具を用意している。ストレート（垂直嵌合）、ライトアングル（水平嵌合）の両タイプをラインアップし、基板のレイアウトおよびジャンパ線の引き回しによる設計自由度を向上させた。

　２.０ミリメートルピッチで、奥行き寸法は、ストレートタイプは３.８ミリメートル、ライトアングルタイプは４.２ミリメートルの省スペース設計。トレー梱包。ＲｏＨＳ指令／ハロゲンフリー対応製品。

　サンプル価格は５０円。初年度の販売目標は５００万個。

　極数は２―１３極。幅寸法は、２ｎプラス３.０ミリメートル。奥行き寸法は、ストレートタイプが３.８ミリメートル、ライトアングルタイプが４.２ミリメートル。基板上高さは、ストレートタイプが４.２ミリメートル、ライトアングルタイプが３.８ミリメートル。適応基板厚は１.６ミリメートル。適応電線サイズはＡＷＧ＃２６。使用温度範囲マイナス４０―プラス１０５度Ｃ。挿抜耐久性は５回（無通電状態）。

　定格電流ＤＣ２Ａ／コンタクト。定格電圧ＤＣ１５０Ｖ／コンタクト。耐電圧ＡＣ５００Ｖｒｍｓ／ｍｉｎ。