120423_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月23日 |
120423_01 |
富士通コンポーネント |
表示デバイス |
液晶・プラズマ・CRT |
一般産業用 |
操作荷重半分の軽荷重タイプの抵抗膜方式タッチパネル
富士通コンポーネントは、静電容量方式に近い操作感触を実現した、軽荷重タイプの抵抗膜方式タッチパネルを開発し、標準品として製品化した。同社では、タッチパネル事業における12年度(13年3月期)の最重点拡販製品に同製品を位置付け、車載やFA関連、複写機などの各種アプリケーション向けに積極的な提案活動を推進する。
同社は、タッチパネル事業では、カーナビなどの車載用途やFA関連用途向けにアナログ抵抗膜方式タッチパネルを展開し、実績を拡大しており、FA/車載用の抵抗膜方式タッチパネルで推定25%前後のシェアを持つ。
同社では、抵抗膜方式タッチパネルでの軽荷重タイプへのニーズに対し、以前からドットスペーサの調整などによる個別のカスタム対応を進めてきたが、デュアルタッチ(2点押し)やフリック操作など操作環境が増加しているため、新たに軽荷重タイプのデュアルタッチ検出可能な4線式アナログ抵抗膜方式タッチパネルを標準品として品ぞろえした。
同タイプは、一般荷重タイプと比較して約半分の操作荷重を実現し、静電容量方式タッチパネルに近い操作感触が得られる。開発に当たっては「ドットスペーサの適正配置のほか、これまで培ってきた様々なノウハウにより実現した」と湯本英治・マーケティング統括部第二マーケティング部担当部長は話す。
同タッチパネルでは、独自のドライバーソフト開発により、デュアルタッチを実現。パネルサイズは、17インチ まで対応可能。生産は、長野県須坂市の工場で一貫生産を行う。
軽荷重抵抗膜方式タッチパネルは昨年の発表から、ここにきて急速に引き合いが増加しており、「12年度は同タッチパネルの重点的な拡販に努める」(湯本担当部長)方針。
同社のタッチパネル事業は、タッチパネルのハードウエアのほか、制御回路やドライバーソフトの内製化により、トータルでのサポートが提供できるのが強み。同社ではタッチパネル事業を今後の成長事業に一つに位置付け、今後も独自性のある製品の開発、投入で事業拡大を目指す。
|