周波数特性に優れた小型スライドスイッチ「CL-SBシリーズ」

　日本電産コパル電子は、産業機器・システム機器・アミューズメント関連向けに小型スライドスイッチ「CL―SBシリーズ」を開発、今月から販売開始する。優れた周波数特性を備え、豊富なバリエーションを用意している。 　通信機器・産業機器業界における小型で信頼性の高いスライドスイッチへのニーズに対応して開発した。接点に接触信頼性に優れた金メッキを施し、樹脂には高耐熱材料を使用したことで、接点接触の安定性と高温・高湿環境下での信頼性において差別化した製品となっている。

　端子形状は、スルーホールタイプに加えSMDタイプもラインアップした。回路構成や操作方向・銀メッキ品などの多くのバリエーションをそろえ、幅広いニーズに対応する。

　同社のスライドスイッチでの銀接点タイプのラインアップは同シリーズが初となり、「民生機器市場も意識した製品」（同社）となっている。

　特徴は、ツイン接点構造による高信頼性。耐熱性樹脂使用によるリフローハンダ実装に対応している。回路構成・操作方向・端子形状の豊富なバリエーション。ストローク2ミリメートルの小型タイプ。

　外形サイズは、2接点が8.5×3.5×3.5ミリメートル、３接点が12.0×3.5×3.5ミリメートル。

　サンプル価格は、金メッキ品が100―140円程度、銀メッキ品が85―125円程度。販売計画は、当初月間５万個、３年後には月間３０万個を見込む。

　仕様は、接点定格DC12V、0.2A。耐久性は無負荷１万サイクル、負荷１万サイクル（DC12V、0.2A）。