120412_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月12日 |
120412_01 |
パナソニック デバイス |
受動部品 |
コンデンサ |
パソコン・OA機器・LAN用 |
低背ながら低ESR/低ESL実現のアルミ電解コンデンサ
パナソニック デバイス社は、製品高さ1.1ミリ、1.4ミリメートルの低背ながら業界最高の低ESR(等価直列抵抗)と低ESL(等価直列インダクタンス)、大容量を実現した導電性高分子アルミ電解コンデンサを開発し、今月から量産を開始した。
薄型モデルが主流になりつつあるノートパソコンの本体厚みが従来の約半分の20ミリメートル程度のモデルも出てきている中で、薄型ノートパソコンモデルの要望に対応。ESR特性6mΩ(100キロヘルツ )、静電容量範囲68―330μF、ESL特性500pH(500メガヘルツ )を実現した。電源平滑用コンデンサとして月産能力500万個で量産を始めた。
今回の導電性高分子アルミ電解コンデンサ「SP―Cap」は、コンデンサ内部の素子のESRを低減。新開発の高容量電極箔を採用。外形寸法7.3×4.3×製品高さ1.1ミリメートル、7.3×4.3×1.4ミリメートルと低背にしながら単位体積当たりの低ESR化と大容量化を図った。
ESRは同社従来品の約5分の1の6mΩ(100キロヘルツ )、15mΩ(同)に低減。リプル電流が流れる際の発熱を少なくでき、ノイズ吸収性に優れる。静電容量は1.1ミリメートル品で220μF(電圧2V)、1.4ミリメートル品で330μF(同)と、同社従来品の3倍以上に増やした。静電容量範囲1.1ミリメートル品が68―220μF、1.4ミリメートル品が68―330μF。
また、外部電極の引き出し構造を改善し、これまでの2端子構造品に3端子構造品を追加。高周波駆動に対応できるようESLを500pHと同社従来品の2分の1以下に低減、電源電圧変動を抑制した。高周波特性改善のために必要だった部品を削減でき、回路の省スペース化が可能。105度C1千時間保証。定格電圧範囲2―6.3V。
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