電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月31日 120131_02 アルプス電気 ユニット センサーモジュール 自動車機器用

車載用高精度磁気センサー ラッチ2相出力タイプ



 アルプス電気は30日、車載機器向けに、-40―+140度Cまでの広い使用温度範囲と上限30Vまでの高電圧に対応する、高精度磁気センサー ラッチ2相出力タイプ「HGPRDTシリーズ」を開発、1月から量産開始したと発表した。

 車の電子化に伴い、パワーウインドウ、カーナビディスプレイの可動部などに使用されるモーター駆動系システムは、その動きを検知・制御するセンサーが数多く搭載される。これらのセンサーには、車載環境下での高温や振動などへの対応に加え、長寿命化やごみ、ほこりに強い信頼性なども求められる。

 同社は、耐久性・信頼性・寿命で優れる非接触型エンコーダとして、高温・高電圧対応の車載機器向けの高精度磁気センサー「HGPRDTシリーズ」を開発し、センサーのバラエティを拡充したもの。

 搭載ICは仙台開発センター(仙台市)で自社設計しており、今回、車載用にICを最適化、高温・高電圧など車載用でも機能を最大限発揮できる設計とした。これにより、使用温度を従来品の-40―+115度Cから上限を+140度Cに拡大。使用電源電圧も従来品の最大5.5Vから30V対応に拡大した。

 同製品には高精度なセンシング素子を2個内蔵し、回転数と回転方向の同時検知が可能。非接触型エンコーダでのセンサー搭載数削減と車載機器内での省スペース化に貢献する。

 高感度素子採用によってギャップ変動に強く、設計自由度を向上。消費電流3mA。外形サイズは2.9×2.8×高さ1.1ミリメートル。用途は、車載機器、産業機械用モーターなどの制御。

 サンプル価格は750円(税込み)。13年4月には長岡工場(新潟県長岡市)で月産60万個の生産を予定。


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