110209_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月9日 |
110209_03 |
富士通セミコンダクター |
半導体集積回路 |
専用IC |
デジタル情報家電用 |
イメージングプロセッサ「Milbeaut」の新世代品「MB91696AM」
富士通セミコンダクターは、デジタルカメラやカメラ搭載携帯電話で実績のあるイメージングプロセッサ「Milbeaut(ミルビュー)」の新世代品を発表した。毎秒約8コマの高速連写対応やフルHD動画の高画質化を図った。
サンプル価格3千円で、4月からサンプル出荷を開始する。月産100万個の販売目標を掲げる。
新製品「MB91696AM」は、ミルビューの第6世代画像処理アルゴリズムを採用。前世代から画像処理フローを刷新し、各種ノイズ補正、フィルター処理などのリアルタイム処理とさらなる高画質化を実現した。
また、従来製品に比べ約5倍の連写性能を実現。14メガピクセルの解像度であれば毎秒約8コマ、20メガピクセルでも毎秒約5.5枚の連写撮影が可能になる。
デジタルカメラ用途に特化した専用のH・264フルHDコーデックエンジンを新たに開発した。富士通研究所が独自開発し、多数の採用実績があるH・264コーデックアルゴリズムがベースとなっている。同エンジンにより、動画特有のノイズを除去しながら高画質化を実現する。さらに画像データの転送量を大幅に削減するアーキテクチャを導入し、消費電力も抑えている。
CPUコアとしては、標準的なARMプロセッサを2個搭載する。画像アプリケーションの並列処理を可能にし、各コアの独立動作もできることから、デジタルカメラのレスポンスの高速化にも貢献する。CPUコア動作周波数は最大288メガヘルツ。
パッケージは13ミリ角サイズの385ピンFBGAを採用する。同社では開発工数を削減する豊富なミドルウエア、開発環境なども用意している。
近年、デジタルカメラや携帯電話カメラ、ビデオカメラなどの機器はハイビジョン化に伴い静止画の高速連写や、ハイビジョン動画撮影時の高画質化要求が高まっている。従来では実現困難だった高速連写やハイビジョンの高画質撮影を新世代品で実現した。
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