モバイル機器向けLDOレギュレータシリーズ「ADP16X」

　アナログ・デバイセズ社（ＡＤＩ）は、静止電流が１μＡ以下のロードロップアウト（ＬＤＯ）レギュレータシリーズ「ＡＤＰ１６Ｘ」を発表した。電池やソーラー電池で動作するワイヤレス機器向け。サンプル価格は０.３４ドル。

　 新製品シリーズは、無負荷時の消費電流が５６０ｎＡ（代表値）。全負荷時の消費電流も４２μＡに抑えている点が特徴。電源ノイズ除去比（ＰＳＲＲ）も６０ヘルツで７０デシベルと競合ＬＤＯ製品に比べ２倍以上の性能を誇る。出力電流は最大１５０ｍＡで、２.２―５.５Ｖの電源で動作する。

　 新シリーズ４種のうち、ＡＤＰ１６０と同１６２は固定出力電圧（１.２―４.２Ｖ）、同１６１と１６３は抵抗分割による可変出力電圧（１.２―５.０Ｖ）レギュレータとなる。同１６０、同１６１は、出力容量放電スイッチ（ディスチャージ機能）搭載品。

　 いずれの製品もＴＳＯＴパッケージを採用し、同１６０と同１６２はＷＬＣＳＰ品もそろえる。