28ナノプロセス使用のASIC組込み型シリアライザ/デシリアライザ

　米アバゴ・テクノロジーは、２８ナノプロセス技術を用いる新しいＡＳＩＣ組み込み型シリアライザ／デシリアライザ（ＳｅｒＤｅｓ）で、データ転送速度３０ギガｂｐｓの性能を達成したと発表した。

　 同社は、ネットワーク機器、サーバー・ストレージ機器用途などでデータ通信用に使用されるＡＳＩＣ向けにＳｅｒＤｅｓコアを提供。このほど同コアの累計出荷数は、１億５千万個を突破している。１０年１１月には４０ナノプロセスにより、２８ギガｂｐｓのデータ転送速度を実現していた。

　 同社のコアは、モジュール式多重速度アーキテクチャにより、高集積化に優れる。単一ＡＳＩＣ上に４０億個を超えるトランジスタと、最大４００個のＳｅｒＤｅｓチャンネルまたは１億９千万個のゲートを集積できる。

　 また、独自の判定帰還等化（ＤＦＥ）アーキテクチャを持ち、低い消費電力、クラス最高のジッタ特性、クロストーク耐性などの特徴がある。