LED照明用高輝度LEDZ7シリーズとZ6シリーズ2品種

　韓国・ソウル半導体（日本法人＝東京都新宿区）は１１年、ＬＥＤ照明市場の拡大が見込まれる中、毎月一―二つの新製品を発売する。その第１弾として、高輝度ＬＥＤ「Ｚ―Ｐｏｗｅｒ　ＬＥＤ　Ｚシリーズ」の新製品２種のサンプル出荷を開始した。量産は２月からを予定する。

　新製品２種は、優れた熱放出性を特徴とするＺ７シリーズと、赤・緑・青・白の四つのＬＥＤチップを小型・薄型パッケージに搭載したＺ６シリーズの２種。

　 Ｚ７シリーズは、４Ｗ出力品で、特殊セラミック基板を採用。色温度は５５００Ｋで４４０ルーメンを実現。パッケージも９×７×３.２ミリメートルの小型サイズを実現する。

　 従来品のＰ７シリーズに比べ、実装面積を約７分の１に縮小できる。街灯やトンネル照明、ダウンライトや商業用電灯など、長寿命と安全性が求められる屋内外の照明に適している。

　 Ｚ６シリーズは、４色のチップはそれぞれ独立した回路を持ち、別個に発光できる（各チップ１Ｗ出力）。また同時に発光させ、様々な色温度（ピュア・ウォーム・ニュートラル）で白色を発光することも可能。また、９×７×１ミリメートルというパッケージサイズを実現している点も大きな特徴となっている。フルカラー性能が求められる景観照明、舞台照明、デジタル看板などの用途向け。

　 価格も競合品に比べ「３割程度安く抑えられる予定」（同社）とする。