電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月10日 110110_03 村田製作所 ユニット 電源・アンテナ・高周波部品 デジタル情報家電用

ワイヤレスHD(WiHD)準拠の第2世代モジュール


 村田製作所は、ワイヤレスHD(WiHD)に準拠した第2世代モジュール「WHDM―T005(ソース用)/R006(シンク用)」を開発した。
  薄型テレビ、ブルーレイプレヤー、プロジェクタなど、HD AV機器内に実装することにより、機器間でWiHD準拠のHD AVコンテンツを非圧縮無線伝送できる。量産時期は未定。

  ノートPCやゲームコンソールなどの実装に適したディスプレイ・ミニ・カード(DMC)規格準拠のスプリットタイプモジュールも開発している。

  SiBEAM社の第2世代チップセットを用い、小型かつ熱拡散や電磁波の不要放射、干渉を考慮した設計にし、HD AV機器に搭載しやすい構造にした。第1世代と比べ外形寸法121.9×23.5×8.2ミリ(取り付け用突起部除く)と小型。3Dビデオやバックチャンネルオーディオ信号伝送を可能にした。

  入力電圧12V(Typ)、消費電流470mA(Typ)。WiHD1.0準拠。WVANを構成する機能を備え、WVANの立ち上げ、接続、切断を自動で構成できる。ビデオ入出力インターフェイスHDMI。12V単一電源動作。2本の高速RFチャネルを持ち、各チャネル最大4ギガbpsを実現。各HRP帯域内に3本の低速RFチャネルを持ち、各チャネルで10メガbpsを実現できる。

  実装されたOmniLink60技術に基づくビームフォーミング技術で、堅固な60ギガヘルツ無線リンクを構成可能。1080P/60ヘルツ4:4:4ビデオを非圧縮無線伝送。3Dビデオも伝送できる。2―8チャンネル、音声、32―192キロヘルツをサポート。LRPを使ってのバックチャンネルオーディオ信号伝送や、コンテンツ保護技術DTCP、およびHDCPをサポートしている。

  WiHDは、家庭内で映像や音楽などのAVコンテンツを60ギガヘルツのミリ波帯を用いて無線伝送するための技術。ブロードコム、インテル、LGエレクトロニクス、パナソニック、フィリップス、NEC、サムスン、SiBEAM、ソニー、東芝の10社がプロモータになり、業界団体WiHDコンソーシアムを構成。WiHD規格を制定している。

  最初の規格WiHD1.0仕様は、08年1月に策定を完了した。IEEE802.15.3c仕様に基づく60ギガヘルツを用いた最初の国際標準。現在、コンソーシアムにはプロモータのほか、アダプタとして、村田製作所など約40社が加盟している。


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