プレスフィット端子のPCI Expressカードエッジコネクタ

　富士通コンポーネントは、プレスフィット端子のＰＣＩ　Ｅｘｐｒｅｓｓ（ジェネレーション２＝Ｇｅｎ２）カードエッジコネクタ２形格（８レーン９８極　ＦＣＮ―０７４Ｊ０９８―Ｇ/３Ｐ、１２レーン１４０極　ＦＣＮ―０７４Ｊ１４０―Ｇ/３Ｐ）を１１年１月から販売開始する。

　 ＰＣＩ　Ｅｘｐｒｅｓｓ（Ｇｅｎ２）に準拠したカードエッジコネクタで、コネクタ端子形状はプレスフィットを採用し、装置の組み込み性に配慮した。

　 モジュール基板との嵌合にはツイン接点構造を採用し、接触信頼性を向上させている。ハウジングはＬＣＰ樹脂（ＵＬ９４Ｖ―０）で、位置だしピンを２本、極性キーを一つ装備している。

　 モジュール基板との嵌合は金メッキ（ＰＡＧＯＳメッキ）の同社独自のツイン接点構造で、モジュール基板当たり８レーン９８極では最大５６.３５Ｎ（約５.７５ｋｇｆ）、１２レーン１４０極では最大８０.５Ｎ（屋久８.２１ｋｇｆ）の挿入力、コネクタ端子（コンプライアントピン）はスズメッキで、圧入力はソケット当たり８レーン９８極では最大４３６１Ｎ（約４４４.７ｋｇｆ）、１２レーン１４０極では最大６２３０Ｎ（約６３５.３ｋｇｆ）の特性を持つ。

　 価格はオープン。販売目標は月間５万個。

　 製品特性は、使用温度範囲マイナス５５―プラス８５度Ｃ。最大許容電流１.１Ａ。最大許容電圧５０ＶＡＣ。