サーバー向け2.5型1テラバイトのエンタプライズHDD

　米シーゲイト・テクノロジーはこのほど、２.５型エンタープライズＨＤＤ「コンステレーション２」の最新モデルとして、業界初の容量１テラバイト製品を発表した。

　 同製品は、サーバー用記憶装置として設計されており、大容量、６ギガビット/秒の高速性能、優れたデータインテグリティを提供、またクラス最高の低消費電力も実現している。

　 ＤＡＳ（ダイレクトアタッチドストレージ）、ＮＡＳ（ネットワークアタッチドストレージ）、ＳＡＮ（ストレージエリアネットワーク）、また中小企業から大企業のデータセンター、クラウドコンピューティング環境など、幅広い用途に対応。特に１テラバイト製品は、高密度でスペースに制限のあるデータセンターに最適。同じ設置面積で、２倍の量のデータ保存が可能、とシーゲイトは説明する。

　 米調査会社ＩＤＣは「データセンターの管理者は、高密度と高性能を両立する、より効率的なストレージ技術を探し求めている」と指摘。１テラバイトのコンステレーション２は、こうした要件を満たすものであり、同製品に代表される高性能・高密度ドライブの採用は、１０年から１４年までの間に５０％以上の伸びを示すと予想している。

　 コンステレーション２は、１テラバイト製品のほか、２５０ギガバイト版、５００ギガバイト版が提供されている。