101209_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月9日 |
101209_03 |
OKIセミコン |
半導体集積回路 |
専用IC |
デジタル情報家電用 |
自動風切り音除去フィルター内蔵オーディオコーデックLSI
OKIセミコンダクタは、業界初の自動風切り音除去フィルターを内蔵したモノラルオーディオコーデックLSI「ML26127」のサンプル出荷を開始した。
主にデジタルスチルカメラ(DSC)などの用途向けで、従来の固定型風切り音フィルターでは損なわれていた録音音質を向上させる。サンプル価格は500円で、量産は11年3月から。
DSCなどのポータブル機器用オーディオコーデックLSIは、録音時にマイクに当たる風切り音を拾い、本来録音したい音声が聞き取り難くなることを防ぐため、風切り音除去機能を搭載している。だが、従来の同機能は常に低域周波数帯をフィルタリングして風切り音を除去し、必要な低域周波数の音声も抑制しため、良好な音質が得られなかった。
新製品では、自動的に風切り音を検出、風音のレベルによってフィルターの抑制量を変化させる自動除去フィルターを実現する。音質を保ちながら、必要な音声を聞き取りやすく録音することを可能にした。
新たに、録音レベルを一定に保つALC機能も強化した。突発的な音の直後の音声が聞き取りにくくなるALCの課題を解決した「ファーストリリースALC」を搭載。
本来の抑揚ではない、突発的な音を検出した場合に音量制御を素早く行い、直後の音を聞き取りやすくなるよう改善されている。
このほか、同社製同LSIの特徴である、小型・薄型スピーカの音量を改善する効果のあるデジタル音響処理機能「LoudSound」なども搭載している。
パッケージは2.46ミリ角、厚さ0.4ミリメートルのW―CSPを採用。同社ではステレオ対応品の開発も進めている。
|