101119_04
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月19日 |
101119_04 |
ザイリンクス |
半導体集積回路 |
セミカスタムIC |
通信インフラ用 |
帯域幅100-400Gb通信システム向け28ナノFPGA「Virtex-7 HT」
米ザイリンクスは17日(米国時間)、100ギガビット秒から400ギガビット秒という帯域幅が求められる通信システムを主なターゲットにした28ナノFPGA「Virtex―7 HT」を発表した。12年前半に供給を開始する予定だ。
Virtex―7 HTは、「XC7VH290T/580T/870T」の3製品が用意されており、搭載された28ギガビット秒トランシーバは、モデルによって4―16個の搭載数となる。
ロジックセルは29万から87万。100ギガビット秒から400ギガビット秒の次世代システムラインカードで用いられるCFP2やQSFP2光モジュール向けに設計されている。
また、13.1ギガビット秒トランシーバも最大72個搭載しており、最大2.8テラビット秒の2重スループットを提供可能としている。加えて、システムレベルでジッタ低減に取り組んでおり、オートキャリブレーション機能付き信号調整回路を内蔵したり、独自のノイズ遮断アーキテクチャを採用したりして対応を図っている。
IPトラフィックは年々増加傾向が続いており、通信システムの帯域幅に対する要件も拡大の一途をたどっている。
同社によると、14年には1カ月当たりのIPトラフィックは64エクサバイトに達するという。今回発表したFPGAは、こうした通信システム側の帯域幅に対する要件を満たすことを狙ったもの。
ザイリンクス日本法人のサム・ローガン代表取締役社長は「14年には、400ギガビット秒や1テラビット秒のネットワークが求められるようになるなど、通信システムの帯域幅は拡大する一方だ。このような状況下では、半導体としても高速トランシーバ性能が必須になる」と力説した。
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