産業系システム向け2.5型100/80GBのHDD「MK1060GSCX/8050GACY」

　東芝は、キオスク端末や工場管理システムなどの産業系システム向け２.５型ハードディスク装置（ＨＤＤ）の「ＭＫ１０６０ＧＳＣＸ」（１００ギガバイト）と「ＭＫ８０５０ＧＡＣＹ」（８０ギガバイト）を商品化し、１２月から量産を開始する。

　 新製品の動作時の温度特性は、ＭＫ１０６０ＧＳＣＸがマイナス３０―プラス８５度Ｃ、ＭＫ８０５０ＧＡＣＹがマイナス２０―プラス７０度Ｃで、非動作時はいずれもマイナス４０―プラス９５度Ｃ。２４時間連続稼働の場合でもマイナス１５―プラス７０度Ｃ（ＨＤＤ筐体表面）となっている。

　 温度や振動条件の厳しい動作環境で稼働する車載用ＨＤＤで培った技術を応用した。ＰＣ用などのＨＤＤに比べ、広い温度範囲で使用でき、２４時間連続稼働が可能なので、キオスク端末や工場管理システム、ＡＴＭ、監視カメラ、デジタルサイネージなど幅広いシステムに採用できる。

　 ＭＫ１０６０ＧＳＣは高速転送が可能なＳｅｒｉａｌＡＴＡ２.６インターフェイス、ＭＫ８０５０ＧＡはパラレルのＡＴＡ―７を採用している。

　 ＥＵのＲｏＨＳ指令に適合し、ＭＫ１０６０ＧＳＣＸはハロゲンフリーを実現した。製品ライフサイクルのＣＯ２削減など、人と環境に配慮している。