101108_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月8日 |
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日本ケミコン |
受動部品 |
コンデンサ |
一般産業用 |
定格63V「PXVシリーズ」「PSVシリーズ」アルミ電解コンデンサ
日本ケミコンは、11年3月期における導電性高分子アルミ固体電解コンデンサの売上高として、前期比16.5%増の135億円を見込む。マザーボード分野での需要増に加え、各種電子機器の電源への市場のすそ野が拡大していることが受注増を押し上げており、月間1億7千万個の生産規模を下半期には増産投資を行い、同2億個体制を固める。
導電性高分子アルミ固体電解コンデンサは小型、大容量、長寿命、低インピーダンスが特徴で、特にコンピュータ系のマザーボードで搭載が定着化。
同社は台湾系企業のマザーボードで高いシェアを確保しており、加えて高圧化に向けた新製品開発を加速し、各種電源への搭載が広がった。「第1四半期を中心に受注量が急増し、過去最高の生産規模」(内山郁夫社長)に達し、上半期(4―9月)の同コンデンサの売上高は、前年同期比32.3%増の69億7200万円を確保。
下半期は需要の伸びが鈍る見通しだが、引き続き新製品開発を活発化し、市場にタイムリーに市場に投入していく。その一環として、新たに定格電圧63Vをラインアップしたチップ形「PXVシリーズ」およびリード形「PSVシリーズ」を開発、サンプル出荷を開始した。
新製品は、電源出力回路における平滑用コンデンサとして、産業機器のほか、通信基地局やカーエレクトロニクス機器などへの採用を見込む。
生産としては、リードタイプをケミコン米沢、SMDタイプをケミコン宮城で量産体制を取っている。マザーボード向けでキーとなっている台湾では、子会社の台湾ケミコンで量産。今後の受注増に対して、安定化供給できるように下半期には増産設備投資を実施し、生産能力を引き上げる考えだ。
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