101105_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月5日 |
101105_01 |
富士通セミコンダクター |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
デジタル情報家電用 |
アームのCPUコア「Coretex-M3」搭載の32ビットRISCマイコン
富士通セミコンダクターは、英アーム社のCPUコア「Cortex―M3」を搭載した32ビット汎用RISCマイコン「FM3ファミリー」の第1弾44製品を今月末からサンプル出荷し、11年1月から順次量産すると発表した。
FM3ファミリーは、世界規模でのマイコンビジネスの拡大を狙い、世界的に普及し「グローバルスタンダードコア」と位置付けるARMコアを採用。これまで独自開発コアを採用した「FRマイコン」などで培った多彩な周辺機能を融合させ、競争力ある「ARMマイコン」として市場投入する。
特に内蔵フラッシュメモリーは、書き込み回数10万回、保持特性20年という高信頼性を実現。60メガヘルツまで待機時間なしでの応答に対応するなど、高速性も兼ね備える。
FRマイコンで実績のある民生機器やOA機器向けだけでなく、FM3ファミリーではFAサーボ、インバータ制御に最適化した製品群の充実化を図る。
第1弾製品は、サーボ・インバータ制御向けに最適なハイパフォーマンス製品群36種と、低消費電力化した主に民生向けのベーシック製品群8種の合計44製品を投入する。11年4―6月にはローパワー製品群、超ローリーク製品群も投入する。
今後1年間で100製品以上を一気に開発、ラインアップするマイコンソリューション事業本部汎用品事業部の布施武司事業部長は「車載以外の汎用16ビット、32ビットマイコン市場をARMマイコンでカバーしていく。グローバルコアであり、汎用マイコンの海外売上比率を現状の25%程度から50%へと引き上げる」とする。
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