DDR3規格のモジュール用高速伝送コネクタ「MM80シリーズ」

　日本航空電子工業は、ＤＤＲ３規格のメモリーモジュールに対応した高速伝送コネクタ「ＭＭ８０シリーズ」を開発した。

　 新製品は、メモリーの大容量化に対応したＪＥＤＥＣ規格（ＭＯ―２６８Ｃ）に適合のメモリーモジュール基板であるＤＤＲ３　ＳＤＲＡＭ　ＳＯＤＩＭＭ用２０４極ソケット。メモリーモジュール基板が挿入不足の場合は、ラッチによるロックができない不完全挿入防止構造の採用により、確実な位置決めと安定した接触が得られる高信頼性コネクタとなっている。

　 ライトアングルＳＭＴタイプで、コネクタの高さは５.２ミリメートルと９.２ミリメートルの２種類、また、顧客のシステムに合わせてリバース実装対応製品を用意している（両高さ５.２/９.２ミリメートル）。メモリーモジュール基板が挿入不足の場合は、ラッチによるロックができない不完全挿入防止構造を採用。

　 誤挿入防止キーは動作電圧が１.５ＶであるＤＤＲ３規格に対応。コンタクトは独自の構造により接触力を向上。適用市場は、ノートＰＣ、デスクトップＰＣ、サーバー、ＦＡＸ、コピー機など。

　 極数は２０４極。接触抵抗４０ｍΩ以下。耐電圧ＡＣ５００Ｖｒｍｓ（１分間）。コンタクトピッチ０.６ミリメートル。使用温度範囲マイナス５５―プラス８５度Ｃ。定格電流０.３Ａ。挿抜寿命２５回。適用ＤＩＭＭ基板厚１.０ミリメートルプラスマイナス０.１ミリメートル。サンプル価格は３５０円。販売見込みは月間３０万個。