101011_05
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月11日 |
101011_05 |
サムスン電子 |
ユニット |
記憶ユニット |
一般産業用 |
企業のストレージ向け100GB/200GBで3.5インチのSSD
韓国のサムスン電子はこのほど、エンタープライズ・ストレージシステム向けとして、容量100ギガバイトおよび200ギガバイトの3.5インチSSDの量産を開始したと発表した。最初の顧客として、米EMCがミッドレンジ製品への採用を決定しているという。
「同SSDは高性能、低消費電力を特徴としており、データセンターや企業のストレージ環境に最適の価値を提供する」と、同社メモリー製品マーケティング担当の全東守副社長は語る。
40ナノメートル級技術によるシングルレベルセル(SLC)NAND型フラッシュメモリーとコントローラを使用した同SSDは、3ギガビット/秒SATAインターフェイスに対応。ランダム読み取りコマンドを4万7千IOPS(入出力/秒)、書き込みコマンドを2万9千IOPSで処理。これは、IOPSレート350、回転速度1万5千rpmのHDDに比べ、それぞれ130倍、80倍の速さだ。
また200ギガバイトSSDの場合、連続読み取り速度は260メガバイト/秒、書き込み速度は245メガバイト/秒という。
さらに、200ギガバイトSSDを使用した容量72テラバイトのストレージシステムの消費電力は6.9kWで、HDDを使用した同容量のシステムと比較すると30%の低消費電力を実現する。
包括的な保護機能と先進のデータ暗号アルゴリズムを備え、ストレージ製品の信頼性、セキュリティニーズにも対応する。
サムスンは、サーバーやストレージなどエンタープライズ向けSSD製品として、今回発表した3.5インチ製品のほか、2.5インチの50/60/100/120ギガバイト製品の幅広いラインアップで、急拡大する需要に対応していくと述べている。
米調査会社ガートナーによると、エンタープライズ向けSSDの世界出荷数は、09年の32万4千個から14年には630万個に、売上げは4億8500万ドルから36億ドルに拡大する見通しだという。
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