ZigBee RF4CEに対応した2.4GHz無線通信LSI「ML7275」

　ＯＫＩセミコンダクタは６日、無線リモコン向け無線規格「ＺｉｇＢｅｅ　ＲＦ４ＣＥ」に対応した２.４ギガヘルツ無線通信ＬＳＩ「ＭＬ７２７５」のサンプル出荷を開始した。

　 業界最小クラスの低消費電力を実現。機能も最小限に最適化し、リモコン側だけでなく、テレビなど受信側ＬＳＩとしても使用できる。サンプル価格は５００円。

　 無線リモコンは、従来の赤外線リモコンと異なり、双方向通信が可能で指向性もないという利点から、次世代のリモコンとして期待されている。様々な無線技術がある中で「ＺｉｇＢｅｅ　ＲＦ４ＣＥ」は、無線リモコンの規格として規定され、普及が見込まれている。

　 ＯＫＩセミコンダクタの「ＭＬ７２７５」は、同規格通信に必要な機能を６ミリ角サイズの小型パッケージに収納。数少ない外付け部品で同規格に対応できる。

　 また、基本機能のリモコンであれば、外付けマイコンなしにリモコンを実現できる８×８（６４）キースキャン回路も内蔵。ユーザー開発のアプリケーション動作用のプログラム領域もある。

　 動作電源電圧は１.８―３.６Ｖで乾電池駆動に対応。消費電流は受信時２１ｍＡ、送信時１６ｍＡ、スリープ時０.９μＡと、いずれも業界最小クラスとなっている。