100916_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月16日 |
100916_02 |
ローム |
半導体集積回路 |
専用IC |
自動車機器用 |
インテルATOMプロセッサ(トンネル・クリーク)用LSIチップセット
ロームは15日、米インテルが14日に発表した組込み用途向けの新MPU「ATOMプロセッサE6xxシリーズ」(開発コードネーム=トンネル・クリーク)用LSIチップセット3アイテムを、子会社のOKIセミコンダクタ社と共同開発した、と発表した。
車載用、IPメディアフォン用に9月中旬からサンプル出荷し、10月から量産を開始する。販売はロームが行う。3アイテムを1社で取りそろえ、販売するのはロームが初めて。同時開発したチップセット使用のリファレンスボードも提供可能。
E6xxシリーズは、CISCプロセッサ機能を強化。マイクロコントローラのバージョンアップ時にソフトウエアの共通化が図れ、ユーザーのシリーズ展開や高機能セット開発に必要なソフトウエア開発負担を大幅に軽減できるとして期待されている。
ロームは、E6xxシリーズを用いたシステム構成に必要なLSIチップセット3アイテムを業界に先駆けて供給し、次世代組込み機器市場でのシェアアップを図る。
開発した3アイテムは、インプット―アウトプット ハブ(IOH)LSI(カーインフォテイメント用とIPメディアフォン用の2機種)、パワーマネジメント(PM)LSI、クロックジェネレータ(CG)LSIの4チップからなる。
IOHはOKIセミコンダクタ社が、PMICとCGICはロームが、それぞれ開発した。ロームは08年10月にOKIセミコンダクタ社を子会社化して以来、両社が得意とする技術を融合させて各種の開発プロジェクトを進めている。今回のチップセット3アイテムの開発も、プロジェクトによる共同開発成果の一つ。
IOHLSIはIPメディアフォン用、カーインフォテイメント用がサンプル価格3500―4千円、PMLSIが同1千円、CGLSIが同400円。
今後、ATOMプロセッサE6xxシリーズを採用した産業用ロボット、POSシステムなどの産業機器やAV機器、アミューズメント機器などの民生機器向けに、LSIチップセットをラインアップする予定だ。 |