100909_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月9日 |
100909_01 |
ルネサスエレクトロニクス |
半導体集積回路 |
メモリー |
パソコン・OA機器・LAN用 |
新ネットワーク用eDRAM技術採用の1.1Gビットメモリ
ルネサスエレクトロニクスは、次世代イーサネット規格100ギガビットイーサネット以降のスイッチ、ルーターなど、ネットワーク機器向けのメモリー4製品を発表した。従来品と同等の消費電力ながら容量を4倍に増やし、ランダムサイクル性能を3割以上向上させた。12年に年間100万個の生産を計画している。
■ 容量1.1Gビット
新ネットワーク用メモリーは、同社独自の40ナノプロセスによるeDRAM技術と回路技術を駆使。メモリー容量を従来品(LowLatencyDRAM・μPD48288236)の4倍となる1.1ギガビットを実現。同時にデータを高速に読み書きするランダムサイクル性能を13.3ナノ秒と30%以上向上させたほか、動作周波数も最大800メガヘルツと2倍に高速化した。一方、消費電力は2Wと従来品とほぼ同等に抑えた。
動作周波数の高速化に伴い、36ビットのデータ入出力を800メガヘルツのDDRインターフェイスで安定動作させるため、入出力回路の低電圧化とハイサイドターミネーションを採用している。
動作中の周囲温度などの変動を動的に補償するように改良し、入力信号端子の終端素子をチップに内蔵したオン・ダイ・ターミネーションに加え、データ出力時のノイズを低減するデータ・インバーション機能など、動作の信頼性を高める機能を搭載している。
11×18.5ミリメートルサイズと従来品と同一構造のパッケージに、電源ピン数を38本強化した14×18.5ミリメートルサイズのパッケージ(180ピンBGA)を採用。既に実績あるパッケージをベースにしているため、新製品導入に伴うプリント配線板の設計における信頼性、電気特性上のリスクを低減することができる。
バースト長(2ないし4)別に、ビット幅×16品と同×32品がある。サンプル価格は1万5千円で、11年4月からの量産をスタートする。
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